2004年09月09日

2秒のサンプリングでも盗用? ラッパーに厳しい判決

 ITmediaの記事
 shibachoの日記で話題になってます.

 問題の曲がN.W.Aの「100 Miles and Runnin'」というところが興味深い.ただこの曲がピックアップされたのはMaster Pの映画で使われたのがきっかけのよう.確かにもう話題にするには古すぎる曲ではある(1991年頃リリース).
 まあ,N.W.AといえばDr.Dreのプロデュースで,Dreはソロアルバム『2001』のオープニングでルーカスフィルムのオープニングをパクッて訴えられてるからね.それに比べればごく普通の使い方,しかも16拍子5回くらいで使用料払わなきゃならないってのは多少厳しすぎると思われる.
 Public EnemyのChuck Dはサンプリングもファイル共有(!)も,どんどんやれっていう姿勢を見せていますが,サンプリングに関しては,私もどんどんやればいいと思う.
 パクッた曲が一時的に売れたとしても,その曲に食われて原曲が色褪せて売れ行きが落ちるということはまずないと思う.パクッた曲の出来がよくて困るのは,同じ曲をパクッて作った別の曲だと思う.ただこれは,純粋に競争原理が働くから,負けたほうが単純に負け.
 実際問題,ヒップホップになってから曲を聴き始めた私にとっては,原曲が何であるかわからないが,それをたまに調べて,その原曲を聴くということも少なくない.だから,サンプリング自体は古いものを新しい別のものに生まれ変わらせるということだけでなく,その原曲を今の人にきかせるいいきっかけになってると思う.だから使用料は払わなくてもいいが,ジャケットなどに使用した曲名等を明記する義務をつけるくらいでいいんじゃないかと思う.

 ただ,現状としては,サンプリングという技術で元の音を本当の意味で「コピー」しているものが使用料を払わず,元のメロディを別の楽器で弾いて1からレコーディングし直しているカバー曲が使用料を払っているというのも事実ですから,そう簡単に結論を出せるもんでもないかもしれません.
 しかしそのうち,歌詞の方の使用料の制度もできたりして.「Yeaaaaaaahhhhhhhhhhhhhh Boyeeeeeeee」と言ったらFlavor Flavに払わなきゃいけないとか....

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